社会福祉法人 ちぐさ

ちぐさこども園(群馬県沼田市)は、送迎バスのあるこども園です。

 

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せんせいのこらむ

 

ちぐさの先生たちが最近思うことをツラツラと書き記します。

 

VOL5. 塩野 香織(元職員)     フットサルを始めて

VOL4. 斎藤 美佳            おてがみ

VOL3. 松井 洋子(元職員)    愛犬シェリーとともに・・・

VOL2. 諸田 佑美            おもしろ語録

VOL1. 櫛渕 光彦(理事長)      モーツァルト考

 

塩野 香織 先生

 

VOL5. フットサルを始めて

筆 : 塩野 香織(元職員)

 

私は、中学2年から147cmという視界から抜け出せないでいます。「ミニモニ」と言われた頃もありましたが、普通サイズの物を着る事もできず、周りを見上げる生活です。こんな私は、スポーツとは無縁で、大人になって運動をする機会が来るなんて思ってもみませんでした。 まして、人生で殆んど触った事がなかったサッカーボールを相手にして5年も続くなんて・・

 それが不思議な事に、現在、「APEY’S」という女子のフットサルチームを続けています。フットサルというスポーツを聞いた事がない方も多いと思います。イメージとしては、屋内で5人対5人で行うサッカーという感じでしょうか。

 うちのチームには、コーチ以外は1人も経験者がなく未経験者の集まりでスタートしました。女子の人口は少なく、お手本になるような女子チームもありませんでした。仲良しの友達同士で始めた訳でもありません。年齢も違い、仕事も違います。始めて暫くは、体中が青アザだらけにもなりました。それでも、続けてこられたのはどうしてかな?・・と考えると、共通点は「負けず嫌いな性格」でしょうか。うちのチームでは、「出来ない」や「やめたい」ではなく、「悔しい!」という言葉がよく出ます。

 プレーの中で「感じる(相手の動きを察して動く)」という事をよく使いますが、これは相手の事をよく観ていないと出来ません。仲間のプレーの長所・短所を知っていなければゴールまでボールを上手く繋げないのです。敵をかわしながら、「ここにボールが欲しいと思っているだろう」「ここにボールを出したいと思っているだろう」という事をお互いに感じるのです。この繰り返しの中で、仲間のプレーの長所・短所を知る事、相手の気持ちに寄り添うという事が自然とできたのでしょう。まだまだ、上手くいかない事が沢山ありますが、繋がりは深くなっている事を感じます。また、そこから新しい友達が広がったりと、今も繋がり続けています。

 私が関わっている子ども達は、好奇心が旺盛で、探索活動が活発です。まだ、言葉では上手にコミュニケーション出来ない子が殆んどです。小さくても、0歳児なりの、1歳児なりの1人1人の気持ちがあります。子ども達と関わる日々の中で、フットサルで使う「感じる」という事が似ているなぁと思う事があります。これは、先回りして何かをしてあげるという事ではなく、言葉に出来ない気持ちを察知したり、気持ちに歩み寄って、わかりやすい言葉にして返すという事です。子ども達にも、「わかったよ」というこちらの気持ちがちゃんと伝わります。

 なかなか思うように時間は作れませんが、フットサルをしていると、他の事は何も考えず、今プレーしている事に集中でき、よいリフレッシュの時間にもなります。 これからも、無理かもと諦める前にまずやってみるチャレンジ精神を大切にしていきたいと思います。

 

斎藤 美佳 先生

 

VOL4. おてがみ

筆 : 斎藤 美佳

 

 『はーい。せんせい、おてがみ~!!』
毎朝、かわいい郵便屋さんが登園するなり私のところに手紙を届けてくれます。
幼稚園からのお便りの返事、家庭からの連絡のお手紙……などなど。
その中に時々見つけるかわいらしい便箋、ハート型に折られた折り紙。年長組の子どもたちからのお手紙です。
私が開くまでジーっと様子を伺っている子、『はやく、みてみて!!』と急かす子と様々ですが、そっと開くと中には、“ありがとう”“だいすき”“○○たのしかったよ” とストレートな言葉の数々。 
『ありがとう。大事にするね。』
その瞬間の子どものちょっと照れたような、誇らしいような、嬉しそうな笑顔。そんな子どもたちのキラキラした表情を見るのが私のちょっとした楽しみでもあるのです。

まだまだ、文字を覚えたばかりの子どもたち……
ある時、いつものように届いたお手紙。
休みの日にお家の人とお出かけした楽しかった事を私に伝えたかったようなのです。
開いてみると…… 
“ぽんぽこん おいしかったよ”
『!?!? ……ぽんぽこん???おいしかったの???』
『うん。ふわふわ、さくさくしてね。つくるときにぽんぽんってするの!!!』
『あっ!!ポップコーン??』
確かに。“ぽんぽこん”言われてみると“ポップコーン”………難しいなぁ。良かった、『たぬきさん食べちゃったの??』なんて聞かなくて。  と、思う事もしばしば。

感動をくれたり、時には暗号文であったり…そんなユーモアいっぱいの子どもたちからのメッセージ。
今、私たちの生活にはパソコンや携帯電話、テレビなどを媒体とした情報があふれています。それらは的確に素早く、私たちへ発信されます。でも、覚えたての文字と慣れない鉛筆を使って奮闘している子どもたちを思い浮かべると一生懸命な気持ちが伝わってきて、自然に笑みがこぼれます。

ことばの持つおもしろさや不思議さ、手紙から伝わる嬉しさやあたたかさをいつまでも忘れずにいたいですね。

 

松井 洋子 先生

 

VOL3. 愛犬シェリーとともに・・・

筆 : 松井 洋子(元職員)

 

我家の息子と娘は只今上京中!子育ては一段落しましたが、相変わらず忙しい日々。
それでも自分の時間を作るように心がけています。習字・カメラ・登山・野菜作り、ここ数年は運動不足を感じて、村のテニスサークルにも足を運んだのですが、頸椎ヘルニアを発症してからお休み中。何か手軽な健康維持はないかとウォーキングに到達。一人ではとても長続きできそうもないのでパートナーを捜しました。
 そこで昨年3月から私のウォーキングパートナーになった愛犬シェリーを紹介します。
ボーダーコリー犬、2006年1月27日生まれ。満1歳3ヶ月。人なつこい性格で、とてもやんちゃな女の子です。

 ウォーキングは早朝の30分~1時間。毎朝4時45分頃、新聞配達のバイクの音とともに決まって鳴き出すシェリー。初めの頃は近所迷惑!?と心配で起き出した私ですが、今では出勤前のウォーキングにちょうど良い生きた目覚まし時計です。おかげで早寝早起きになりました。5時すぎには出発。夏はすっかり夜が明け、畑で朝仕事をしている農家の方や近くの老人ホームの人達との出会いがありました。見知らぬ人なのにシェリーがいると自然な会話が生まれるのです。
 それから美しい自然との出会い。夜明け間近の朝靄の風景やすっきり澄み渡った星空、真っ赤に染まった朝焼けの美しさは何とも言えない光景です。ある大雨の朝、ウォーキングは無理なので愛犬のためにドライブしたことがありました。その時に見た大きな虹。翌日新聞に掲載されたほどの虹をしっかりとこの目で見て、とても得をした気持ちになりました。こんな出会いがもてたのもシェリーのおかげです。

 トレーニングに関しては、マニュアル本を片手に手探りで過ごしてきた1年。根気強く繰り返すうちに意思疎通がスムーズになり、その度に可愛さ百倍になります!ウォーキングパートナーとして・・・と軽い気持ちで出会った愛犬でしたが、知れば知るほどトレーニングの楽しさも感じています。子育てとの共通点も多く、我が子の育児に懸命だった新米ママの頃を思い出す1年でもありました。(その陰で「俺にもかまってくれよ!」と嘆く夫の姿がありましたが・・・)
 せっかく出会った縁!今は愛犬と旅することを夢みています。(もちろん夫も一緒に)
そのためにもマナーやルールをしっかり身に付けさせねば・・・と雑誌に目を向けることも楽しみの一つになった今日はこの頃です。

 何事も大変と思えば大変で前進することはできませんが、視点を少し変えて一歩踏み出してみると楽しさに変えられることってたくさんあるような気がします。子ども達にも色々なことにチャレンジする楽しさと、どんなことも乗り越えて楽しさにかえていける力を学んでいってほしいと願いつつ、まずは自ら・・・と思う日々です。

 

諸田 佑美 先生

 

VOL2. おもしろ語録

筆 : 諸田 佑美

 

4才児のクラスでのことでした。
子どもたちと一緒に過ごしていると毎日のようにおもしろい会話やことばが耳に入ってきます。
今回はそんな会話のほんの一部を紹介します。

 ~食事中~
◎ なかなか給食を食べきれない★くんは、いつも『残していいですか?』と私に聞きに来ます。そんな★くんは、全部食べた日も、ついつい『残していいですか?』と聞きに来るのでした。
◎ お腹がいっぱいになった●くん。もう食べたくないはずなのに、給食を私のところへ持ってきて『どれくらい食べてもいいですか?』 *** 思わず『全部食べていいですよ(*^_^*)』と応えてしまいました。

 ~つぶやき~
◎ 遠足で行ったグリーン牧場の思い出を話しているときのこと。。。
 ○○ちゃんは『先生!○○ねぇー牛しぼりしたよ~』 *** (恐るべし(^_^;))
◎ 子どもたちはよく自分で作ったものや、お気に入りのものを『先生!見てよ!!見て!!見て!!』と言って持ってきますが、 *** ちょっと近すぎて見づらいなぁ (^_^;)こども達の気持ちをからだ全体で日々感じています。
◎ グルグルと回転している○○くん。止まって一言。。。『目が曲がる~』 *** (それは大変!!!) 

 こんな愉快な子どもたちですが。。。
◎ ある雨の日のこと 
 『先生!傘って雨の滑り台なんだね』 *** いつもなるほどなぁ~と感心してしまうのです。

 そんな子どもたちと毎日楽しい園生活を送っています。

 

櫛渕 光彦 園長先生

 

VOL1. モーツアルト考

筆 : 櫛渕 光彦(理事長)

 

私の誕生日は1月27日。かの神童モーツアルトと同じ。今年はその生誕250周年という訳で思い入れもひとしおである。もう50余年関わっているチェロをとおして、色んな曲で対面してきた。弦楽、フルート、オーボエ、ピアノ各四重奏曲や協奏曲(ピアノとヴァイオリン、フルート、クラリネット、ホルンがあるのに不思議とチェロがない!)、交響曲等々数々の名曲にいつも溜息をつきながら・・・。
 モーツアルトの曲は譜面ヅラはむづかしそうにみえないのに、情感を込めて表現するのはとてもむづかしいと、どの指揮者もおっしゃる。「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」から始まった私とのつきあいは、今も苦しみと喜びが交錯する中で続いている。

 一度、生地であるザルツブルクに行きたいと思っていたが、数年前に実現、ついでに生家にも寄った。その折、世界各地からの観光客で賑わう中、色んな部屋を見て回ったのだが、古びた石畳の一隅が壊れ、数センチ大の石片が足元にあったのを拾った。監視員のおじさんが私を見て「O.K.」のサインを送ってきたので、そっとバッグに入れ日本に持ち帰る。無事税関も通って、その小片は今でも我が家にある。(私の宝物!)

 音楽性とその人の人間性は、往々にして一致しないらしい。本人に逢っていないので真偽の程は分からないが、映画「アマデウス」を観たり、幾つかの伝記に出てくる限りでは、モーツアルトも女性の尻は追うは、他人に罵詈雑言を浴びせるはで結構世間からは顰蹙を買っていたらしい。またモーツアルトは旅先から父親をはじめ家族に何百という手紙を送っているが、あの清らかな川と古城に象徴される美しい生まれ故郷の風景(自然)には、ただの一度も触れたことがないという。35才で世を去った天才の一面を示すエピソードではあろう。 

 終わりにうれしいニュースを一つ。モーツアルト・イヤーにふさわしく、この群馬でオペラ「フィガロの結婚」が上演された(7/23)。ヒロインの伯爵夫人には、本園卒の新進ソプラノ歌手Kさんが抜擢された。大役を見事にこなし、満員の聴衆を興奮の渦に巻き込んだ。今後の更なる活躍を期待したい。